『MEMPHIS BLUES』


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シンディローパーと聞くと、勝手に80年代を代表するPOP歌手の一人だと条件反射で頭に浮かぶオレ。

同時にグーニーズやらレッスルマニアやら、やたら日本語が上手いとかそんなことも浮かんできます。

ド派手な衣装とは裏腹に泣きのヴォーカルを聴かす「Time After Time」は本当に名曲ですし、カッコとは違った世界観があってとても好きな曲です。


そんなポップの塊みたいなイメージが勝手にオレの中にあるシンディローパーの新譜を先日レコード店で発見してビックリ!!


なんと全編ブルーズのアルバムではないですか!!

タイトルも「MEMPHIS BLUES」と完全に直球すぎるストレートアルバム!


シンディローパーが唄うブルーズ・・・・・・・全く想像できない・・・・・・・。


というわけで興味深々で早速購入してみました。


メンフィスのスタジオで録音された本作は、ブルーズ界の大御所であるB.B.キングやジョニーラング、アラントゥーサンなどのミュージシャン達が脇を固めております。

収録されている曲もリトル・ウォルターの名作「JUST YOUR FOOL」にはじまり、「EARLY IN THE MORNING」、「HOW BLUE CAN YOU GET?」、「ROLLIN’&TUMBLIN’」、「CROSSROADS」など、比較的オーソドックスなブルーズナンバーが目に付きます。


シンディローパーのあの独特なヴォイスでこれらの曲を「シンディローパーのブルーズ」に味付けしています。


必要以上に力んだ様子もなく、(当たり前だが)やっぱり歌上手いなぁ、と再確認するヴォーカルを披露。


これが果たしてハマッているかどうか、個人の好みの問題になってくると思うのですが、個人的な意見では良くも悪くも「シンディローパー」のアルバムだ、ということ。

好みでいうと、エモーショナルでとんこつラーメンのように口当たりもねちっこいヴォーカルが好きなオレは、このアルバムは喉の渇かない、さらっとした醤油ラーメンみたいな印象を受けました。


といってもヤな感じでは全然無いんですけどね!


単純に「CROSSROADS」を歌うシンディローパーというだけで興味ありますし、なんか得したものを聴いた気分ですが、7曲目に収録されているような「DON’T CRY NO MORE」のような多少ヒップにアレンジしてある曲調のほうがやっぱりハマッてるんじゃないのかなー と感じた次第。


もうちょっと聴きこんでみることにします。






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