丘武藤からのプレゼント
そんなわけで昨日は「天才」ならぬ「歩く天災」こと、一部のコブラーの皆様からは「丘武藤」という、寝込みそうなニックネームで呼ばれているお馴染みのコブラー・ボウシスキヲくんがお土産を持ってGROUNDCOBRAへ現れました。
写真からも大変な丘武藤っぷりが感じられますねッ!よッ、この 光る女!!
そんなスキヲ君がなにやらニヤニヤしながら近づいてくるではありませんか。
「店長!! 持ってきましたよ~!!これ、飾ってくださいよ~~~~!!」
あ!!
コレは!!!
あ、ありがとう・・・・・・・・。 で、でも、コレ、どこに飾ったらいいんですか・・・・・・・。
「いやいやいやいや、店の表に飾りましょうよ~~~!!!かっけーこれ!かっけーーーー!!!」
い、いや、確かにかっこいいですけどね、異常にデカイし店の表にコレ飾ると間違って朝から人が並びそうだし、
第一、違う業種の店になってしまうじゃないかよ、スキヲくん・・・・・・・。
「かっけーーー!!!!マジでかっけーーーすねこれ!!!!かっけーーーーーー!!!!」
スキヲは全然ラチがあかないハイテンションっぷりなので、ひとりで熟考した結果。
ここに飾ることになりました。
只今全国のパチンコホールで絶賛稼働中のアントンのパチスロののぼりなんですが。
めちゃめちゃデカすぎてトイレの壁に貼ったら全景すら写真に撮れないじゃないか!!!!!!
いつもオレがこのブログとかでイジメるからきっとキミは高度な嫌がらせをしているんだね!!
トイレに行けばいつでも巨大アントンが睨みをきかせている・・・・。
おかげで全く落ち着かないトイレになったよ!
ありがとう、スキヲくん・・・・。とても洋服屋のトイレとは思えないよ・・・・・。
「MUSIC MAN」
桑田佳祐氏を好きになったのは中坊の時に聴いたKUWATA BANDがきっかけでした。
KUWATA BAND最初で最後のアルバム「NIPPON NO ROCK BAND」は全編英語の歌詞で構成されており、ジャケットもメンバー全員がブラックのフライトジャケットを着ているという、楽曲も含めてなんか洋楽臭がするカッコイイバンドだ!と瞬時に思いましたねー。
まだCDもそれほど普及していなかったので、このアルバムやシングルはすべてレコード盤で購入し、ホントに擦り切れるほど聴きました。
2枚組のライヴ盤とライヴビデオもリリースされ、勿論これまたかじりついて見まくり聴きまくったもんです。
KUWATA BANDから入って桑田節を聴き始めたオレ、勿論サザンオールスターズも好きなのですが、強い思い入れのようなものは正直サザンにはそれほどなく、やっぱり桑田佳祐ソロワーク的なものの方が俄然ノレる!
そんな思いが今でもあります。
特に強烈だったのが1991年に日清パワーステーションで行なわれた「アコースティックレボリューション」というライヴで、ビートルズ、ストーンズ、CCRやデビッド・ボウイ、果てにはジュリーロンドンなどの氏のアイドルの名曲を桑田氏プラス、ギタリストの小倉博和氏と佐橋佳幸氏(のちの「山弦」)との3ピースアコースティックトリオ中心で演るというもの。
全て洋楽のカバーな上に、3ピースのアコースティック形式というのがとても新鮮でかっこよく感じて、当時発売になったこのライヴのVHSをノイズが入るほど恐ろしいくらい繰り返し観ました。(ビデオからラインを繋いで音だけテープに録音までして車の中でも聴いていたという・・・どんだけ好きなんだ!)
前述のとおりで、サザンよりも桑田氏のバンドマン的な表情がチラッと見える、プロレスでいうと日頃はスウィングした試合を魅せているのに、たまーに懐からナイフをチラチラ見せるような試合をして
「おーやっぱり○○はシュートも出来るんだ!!やっぱマジで強い!!」
とか観客席にいるオレのようなキモいファンが狂喜する・・・・・・・そんな感じが好きなんでしょうねーオレは。
ゴールデンカップスやスパイダース、さらにはB.B.クイーンズなんかにもなんかこういった匂いやら色気やらをオレは感じています。
この「アコースティックレボリューション」のようなカヴァーばかりのライヴを1981年に渋谷のエッグマンで桑田氏は演っているのですが、この時は「嘉門雄三」という偽名を名乗り、ブルーズやジョンレノン、クラプトン、ザ・バンドなどの曲を演奏。この模様は『嘉門雄三 & VICTOR WHEELS LIVE!』というタイトルでアルバムとなりましたが、現在でもCD化はされておらず、また今後もCD化の予定は無いのだそうです。
このアルバム、今でこそ値段は多少下がりましたがオレが大学生くらいまではどこの中古レコード店に行っても¥20.000近いプレミア価格がついていました。
これにはちょっとした思い出がありまして。
オレが高校生の頃、街のレンタルレコード店はちょうどそれまでのレコード、カセットテープのレンタルからCDレンタルへと移行する時期でした。
大抵のレンタルレコード店では、いわゆる「レンタル落ち」としてLPレコードを安価で店頭にて処分しておりまして。
学食代をケチって貯めた小銭でよくレコードを掘りに行っていました。
学校から自転車で30分くらいのところに一軒レンタルレコード屋さんがあったのですが、ココがなかなかカッコ良い店で、ビートルズやらストーンズのLPを壁や天井なんかにズラッと並べてあり、店長さんも50歳くらいでしょうか、いかにもロックが好きですみたいな風貌でした。
このお店も他店と同じく、大量のレンタル落ちLPを店頭で処分セールしていたので、よく掘りに行っていたのですが、ある日のこと。
いつものように掘っていると、
なんと!!!!!!
『嘉門雄三 & VICTOR WHEELS LIVE!』のLPを発見!!!!!
どうせ高いんだろ・・・・・と値段を見ると
なんと!!!!!!!!!! ¥700!!!!!!!!!!!ウ、ウソ!?!?!?!?
TUBEやチャゲ飛のLPが¥1000なのに!!!!!!!嘉門雄三、¥700!!!!!!!!!
BOOWYは¥1400なのに!!!!!!!!! 嘉門雄三、¥700!!!!!!!!!!!
光GENJI、¥700・・・・・・・・・・・・嘉門雄三、¥700!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいやら怒りの気持ちやら何だか物凄い興奮状態でレジへ一直線!!
「これ、ください!!!!!」
「はいはいいらっしゃい。 あ。」
ゲ。やっぱり値段つけ間違えてますとか言うのか!?
「・・・・・このレコード、知ってるの?」
ヤバいフリを店長さんはオレにしてしまいましたねッ!
「知ってます知ってます!!!! これ、桑田佳祐ですよねッ!!渋谷のエッグマンで2日間やったやつですよね!!!これ欲しかったんですよ!!!!!この【パーカッション:今野多久郎】って、KUWATA BANDの今野多久郎ですよね!!!ボク、KUWATA BANDすげー好きなんですよ!!!サザンよりKUWATA BANDなんですよ!!!桑田もカッコイイですけど、ベースの琢磨仁とキーボードの小島良喜がめちゃめちゃカッコイイじゃないですか!!!ギターの河内淳一のソロアルバムもこの前買いましたよ!!」
物凄いテンションで聞かれてもないことまで店長さんにマシンガントークしてしまいました。
すると店長さん。
「あー知ってたんだね・・・。チッ、価値分かる子が買うんだったらもっと値段上げとけば良かった!!」
とか、なんかこっちを軽く睨む感じで吐き捨てるように言ってくるじゃないですか!!感じ悪ッ!!
オレもなんでそんなこと言われないといけないのか、しかも値段つけたのはアンタでしょ、光GENJIと同じ値段とかそもそもがおかしいでしょーが!とか考えたらなんか腹が立ってきたので、
「そこの棚にあるビートルズの『LOVE SONGS』も¥700なんですか??」
と聞いてみました、そんなわけないんですが。
すると
「あーダメダメダメ!!!これは売らないから!!!絶対ダメダメダメ!!!!」
と、今度は半ば逆ギレ気味に言われました。
わかっとるわい!!!ちゅーか持ってるからいらんわい!!!!
得した気分と腹立つ気分とでお店を後にした甘いやら辛いやらの思い出があります。
長くなりましたが、そういうわけでこの度、フルアルバムとしては約9年振りとなる桑田佳祐氏のソロアルバム『MUSIC MAN』が発売となったので速攻買ってきた次第。
今回も華麗な試合をしながら懐からチラチラとナイフを見せてくれているのでしょうか、楽しみです。
このアルバム発売と共に各ジャンルの雑誌も特集記事を組んでおりますが、中でもコレ。
『BRUTUS』の桑田佳祐特集は実に興味深い記述がかなり出てきます。
あのKUWATA BANDのパーカッション・今野多久郎氏のコメントもあり。
現在でも「週刊プロレス」誌を購読しているという、さすが!と思わせる記述もあり、「BRUTUS」を読んでから新譜「MUSIC MAN」を聴くと、より一層楽しめそうです。
KUWATA BAND最初で最後のアルバム「NIPPON NO ROCK BAND」は全編英語の歌詞で構成されており、ジャケットもメンバー全員がブラックのフライトジャケットを着ているという、楽曲も含めてなんか洋楽臭がするカッコイイバンドだ!と瞬時に思いましたねー。
まだCDもそれほど普及していなかったので、このアルバムやシングルはすべてレコード盤で購入し、ホントに擦り切れるほど聴きました。
2枚組のライヴ盤とライヴビデオもリリースされ、勿論これまたかじりついて見まくり聴きまくったもんです。
KUWATA BANDから入って桑田節を聴き始めたオレ、勿論サザンオールスターズも好きなのですが、強い思い入れのようなものは正直サザンにはそれほどなく、やっぱり桑田佳祐ソロワーク的なものの方が俄然ノレる!
そんな思いが今でもあります。
特に強烈だったのが1991年に日清パワーステーションで行なわれた「アコースティックレボリューション」というライヴで、ビートルズ、ストーンズ、CCRやデビッド・ボウイ、果てにはジュリーロンドンなどの氏のアイドルの名曲を桑田氏プラス、ギタリストの小倉博和氏と佐橋佳幸氏(のちの「山弦」)との3ピースアコースティックトリオ中心で演るというもの。
全て洋楽のカバーな上に、3ピースのアコースティック形式というのがとても新鮮でかっこよく感じて、当時発売になったこのライヴのVHSをノイズが入るほど恐ろしいくらい繰り返し観ました。(ビデオからラインを繋いで音だけテープに録音までして車の中でも聴いていたという・・・どんだけ好きなんだ!)
前述のとおりで、サザンよりも桑田氏のバンドマン的な表情がチラッと見える、プロレスでいうと日頃はスウィングした試合を魅せているのに、たまーに懐からナイフをチラチラ見せるような試合をして
「おーやっぱり○○はシュートも出来るんだ!!やっぱマジで強い!!」
とか観客席にいるオレのようなキモいファンが狂喜する・・・・・・・そんな感じが好きなんでしょうねーオレは。
ゴールデンカップスやスパイダース、さらにはB.B.クイーンズなんかにもなんかこういった匂いやら色気やらをオレは感じています。
この「アコースティックレボリューション」のようなカヴァーばかりのライヴを1981年に渋谷のエッグマンで桑田氏は演っているのですが、この時は「嘉門雄三」という偽名を名乗り、ブルーズやジョンレノン、クラプトン、ザ・バンドなどの曲を演奏。この模様は『嘉門雄三 & VICTOR WHEELS LIVE!』というタイトルでアルバムとなりましたが、現在でもCD化はされておらず、また今後もCD化の予定は無いのだそうです。
このアルバム、今でこそ値段は多少下がりましたがオレが大学生くらいまではどこの中古レコード店に行っても¥20.000近いプレミア価格がついていました。
これにはちょっとした思い出がありまして。
オレが高校生の頃、街のレンタルレコード店はちょうどそれまでのレコード、カセットテープのレンタルからCDレンタルへと移行する時期でした。
大抵のレンタルレコード店では、いわゆる「レンタル落ち」としてLPレコードを安価で店頭にて処分しておりまして。
学食代をケチって貯めた小銭でよくレコードを掘りに行っていました。
学校から自転車で30分くらいのところに一軒レンタルレコード屋さんがあったのですが、ココがなかなかカッコ良い店で、ビートルズやらストーンズのLPを壁や天井なんかにズラッと並べてあり、店長さんも50歳くらいでしょうか、いかにもロックが好きですみたいな風貌でした。
このお店も他店と同じく、大量のレンタル落ちLPを店頭で処分セールしていたので、よく掘りに行っていたのですが、ある日のこと。
いつものように掘っていると、
なんと!!!!!!
『嘉門雄三 & VICTOR WHEELS LIVE!』のLPを発見!!!!!
どうせ高いんだろ・・・・・と値段を見ると
なんと!!!!!!!!!! ¥700!!!!!!!!!!!ウ、ウソ!?!?!?!?
TUBEやチャゲ飛のLPが¥1000なのに!!!!!!!嘉門雄三、¥700!!!!!!!!!
BOOWYは¥1400なのに!!!!!!!!! 嘉門雄三、¥700!!!!!!!!!!!
光GENJI、¥700・・・・・・・・・・・・嘉門雄三、¥700!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいやら怒りの気持ちやら何だか物凄い興奮状態でレジへ一直線!!
「これ、ください!!!!!」
「はいはいいらっしゃい。 あ。」
ゲ。やっぱり値段つけ間違えてますとか言うのか!?
「・・・・・このレコード、知ってるの?」
ヤバいフリを店長さんはオレにしてしまいましたねッ!
「知ってます知ってます!!!! これ、桑田佳祐ですよねッ!!渋谷のエッグマンで2日間やったやつですよね!!!これ欲しかったんですよ!!!!!この【パーカッション:今野多久郎】って、KUWATA BANDの今野多久郎ですよね!!!ボク、KUWATA BANDすげー好きなんですよ!!!サザンよりKUWATA BANDなんですよ!!!桑田もカッコイイですけど、ベースの琢磨仁とキーボードの小島良喜がめちゃめちゃカッコイイじゃないですか!!!ギターの河内淳一のソロアルバムもこの前買いましたよ!!」
物凄いテンションで聞かれてもないことまで店長さんにマシンガントークしてしまいました。
すると店長さん。
「あー知ってたんだね・・・。チッ、価値分かる子が買うんだったらもっと値段上げとけば良かった!!」
とか、なんかこっちを軽く睨む感じで吐き捨てるように言ってくるじゃないですか!!感じ悪ッ!!
オレもなんでそんなこと言われないといけないのか、しかも値段つけたのはアンタでしょ、光GENJIと同じ値段とかそもそもがおかしいでしょーが!とか考えたらなんか腹が立ってきたので、
「そこの棚にあるビートルズの『LOVE SONGS』も¥700なんですか??」
と聞いてみました、そんなわけないんですが。
すると
「あーダメダメダメ!!!これは売らないから!!!絶対ダメダメダメ!!!!」
と、今度は半ば逆ギレ気味に言われました。
わかっとるわい!!!ちゅーか持ってるからいらんわい!!!!
得した気分と腹立つ気分とでお店を後にした甘いやら辛いやらの思い出があります。
長くなりましたが、そういうわけでこの度、フルアルバムとしては約9年振りとなる桑田佳祐氏のソロアルバム『MUSIC MAN』が発売となったので速攻買ってきた次第。
今回も華麗な試合をしながら懐からチラチラとナイフを見せてくれているのでしょうか、楽しみです。
このアルバム発売と共に各ジャンルの雑誌も特集記事を組んでおりますが、中でもコレ。
『BRUTUS』の桑田佳祐特集は実に興味深い記述がかなり出てきます。
あのKUWATA BANDのパーカッション・今野多久郎氏のコメントもあり。
現在でも「週刊プロレス」誌を購読しているという、さすが!と思わせる記述もあり、「BRUTUS」を読んでから新譜「MUSIC MAN」を聴くと、より一層楽しめそうです。