『福岡音楽散歩 ライヴハウスの人びと』

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良書。


主に福岡市内のライヴハウスを中心に、生演奏を聴くことができるレストランや、惜しまれながら閉店となってしまった老舗ジャズ喫茶などなど、音楽を発信しているスポットとそのオーナーをフォーカスした『福岡音楽散歩 ライヴハウスの人びと』(田代 俊太郎・著 発売元:書肆侃侃房【しょしかんかんぼう】¥1.680)です。


2009年に発売された書籍ですが、いわゆるガイドブック的な作りではなく、各ライヴスポットのオーナーさんのお店を作るに至った理由や音楽への思い、福岡という街への想いなどを中心に構成されていて、誌面からも福岡や音楽に対する愛情が香ってくるような、思わず嬉しくなる本です。

また、各ライヴスポットのデータ横にはオーナーさんのオススメのアルバムが1枚、ジャケットと共に紹介してあるのもナイス!


オススメのアルバムを通してなんだかオーナーさんの人柄や店の雰囲気まで透けて見えてきそうですよ。



ちなみに、GROUNDCOBRAがある福岡市中央区舞鶴は、まわりにライヴハウスやクラブが数多くある、いわば「音楽の街」でもあります。

平日、休日問わず、お気に入りのアーティストのライヴを見に来た人々や、自らが演奏する為にやってきたバンドマンの皆さんなどが行き交う街です。

福岡市内では一番ライヴスポットが密集している街でもあります。

これからも、もっともっと!幅広いジャンルの音楽を発信する街として栄えていくことを願っています!


この本を読んで、そんな思いをより一層強く感じました。


不況だとか、入りがあんまりよくないとか、なにかとマイナスなことをよく耳にする地方都市・福岡の音楽事情ですが、この本に載っていらっしゃる方々が福岡の音楽シーンを盛り上げてくれる縁の下の力持ち、イチ音楽ファンとして感謝感激です。



あ!この良書、 ただひとつ残念なのがですね!


とても良い内容で、老舗から比較的新しいスポットまで網羅しているのに!

老舗の天神ビブレ8F「ビブレホール」だけが何故か掲載されていないのが、ビブレOBのGROUNDCOBRAとしては残念っす!

なぜなんだろうか。  ズバリ言って非常にもったいない!



「ロック、ブルース、ジャズ、フォーク、カントリー、サルサなど、音楽都市・福岡を彩るライヴハウス50店の人と物語」という帯の言葉に偽りなしのこの書籍。


音楽が好きな方は是非読んでみてください!


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