行ってきました『カシム・ザ・ドリーム』

DSC03018.JPGDSC03020.JPG

このブログにも書きましたが、昨夜は閉店後ダッシュでJR博多駅横・交通センタービルの7Fにある「シネリーブル博多」さんで開催上映されている『リアル!未発表映画祭』の作品「カシム・ザ・ドリーム」を観にいってまいりました!

ちなみに上映時間25分前という、非常に中途半端な時間に劇場へ到着してしまったオレは「ちょっと腹も減ったし、飯を軽く食っとくか」と同ビル8Fにある福岡のソウルフード「ふきや」のお好み焼きを食いに行きました。

店内はあんまり混雑していなかったのですが、上映まで25分だし、万が一お好み焼きが焼き上がるのが遅かったらココまで来ているのにシャレにならん!じゃ、出来るの早そうな焼きそばにしとくか、いやでも通常ここ「ふきや」では、焼きそばはお好み焼きあってこそのサイドメニューなんだから(と勝手にオレが思っているだけですが)やっぱり無しかな。じゃあ焼きめしにするか!ふきやの焼きめし結構美味いんだけど、でもな~、なんか米食う気分じゃないなぁ。焼きうどんにしてみるか!?オレ、中坊の頃から「ふきや」に行ってるけど、未だかつて一度も頼んだことないメニューだし、食ってる人を一度も見かけたことないぞ!よし、そうしてみるか!でも焼きうどんなら焼きそば食うよなぁ・・・・・


とか色んなことをフル回転で考えていたら、いつも激しく元気がいい「ふきや」の店員さんが本日も激しく元気よく

『いらっしゃませぇ!!!!!!!!!!!!! ご注文どうぞぉおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!』

とオレの横でアジるじゃないですか!

『に、肉玉、大きめで』

おかげで反射的にいつも食ってるお好み焼きの「肉玉」しかも大きめ をオーダーしてしまった!!

ここまで考えていたのに結局いつもどおりのオーダーをしてしまうという、完全にパブロフの犬ですよ。

しかし間に合うのか、映画に!?

ドキドキしながらも大人しく待っていたら、やってきました、「肉玉 大きめ」!!

上映時間まで残り11分!!!

あぁ、やっぱりこうなると思っていたんだよ、オレ!!

でも絶対観るぞ『カシム・ザ・ドリーム』!!でも絶対食うぞ『肉玉 大きめ』!!

鬼のダッシュ食いで口の中をヤケドしながら完食し、これまたダッシュで階下の劇場へ!!

チケットを買い、着席したら見事に暗転!! ちょうど21:10 上映開始時間ジャスト!!

あぶね~間に合った!ヤケドしたけど。



というわけで観てきました『カシム・ザ・ドリーム』!!!


いやぁ~、こういう表現が正しいのかわかりませんが、素晴らしいドキュメンタリー映画でした!

6歳の時に母国ウガンダにて誘拐され、ウガンダ国民抵抗軍の兵士として強制訓練を強いられて育ったこの物語の主人公、カシム・オウマ。

幼少時代より自分自身の手で敵兵士を殺め、その罪悪感に苦しみ、日々の生活に疑問を感じ、軍からの脱走を試み、アメリカへ渡ったカシム。

ボクシングで頭角を現し、IBFジュニアミドル級チャンピオンにまで登りつめた彼の望みとは・・・・。


ネタバレになってしまうのであらすじは全て書きませんが、やはり幼少時代の「誘拐⇒兵士へ」という、我々日本人から見ると考えられない体験(ウガンダでは当時多くの子供が同じ憂き目に遭っていたとの事。)があったからでしょうか、カシム自身から実に強い「一族への強い愛情」「自分自身のルーツへの思い」を全編通して強く感じさせられました。


一体だれの為に、何のために、彼はリングで闘っているのか?

その答えはこの作品全編を観ればおのずと分かってくると思います。


本当に現実の世界でこんな酷いことが実際にあったのか、と思うような経験をし、命辛々辿り着いたアメリカで成功を収めたのにも関わらず、決して捨てることの出来ない望郷の念。

一言では言い表わせない複雑な感情が強く胸を打ちました。

これがドキュメンタリーなのだ、ということに余計ショックを覚えた作品でした。


3月末にはDVDとしてリリースされることも決定しているこの映画、『カシム・ザ・ドリーム』。

皆様に是非ご覧になられることをオススメします。


この映画を薦めていただいた船長に感謝。






この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。