本屋へ。

何度かこのブログにも書いたことがあるかもしれませんが、ガキの頃からとにかく本屋に行くのが好きで。

目当ての本を求めて本屋の棚を見て歩くのも好きだし、特に探している本があるわけでもないのにウロウロと本屋の中を徘徊し、ちょっと面白そうな本を見つけて買うのがとても快感!

レコード屋に行く時も同じかんじだなぁ。

なもんですから、滅多なことが無い限り本もCDもネットで買うことはまずほとんどありません。

なんでそんなに本屋に行くのが好きなのか、自分でもよく分からないのですが、ひとつ思い当たることが。


オレがプロレスを好きになった80年代前半というのは「第2次プロレスブーム」といわれた時代で、街の本屋さんの棚にはこれでもか!というくらいプロレス関連の本が並んでいました。 それまでの月刊誌と並行してちょうど「プロレス」誌、ちょっと遅れて「ゴング」誌等が週刊化され始めた時期で、とにかく本屋さんに行けば必ず新しいプロレス雑誌が並んでいる、といった状況でした。

当時、小学生だったオレは片っ端からそれらを買えるわけも無く(我が家ではオレが購入するプロレスの本は1ヶ月に1冊と決められていました。「最近週刊になったんだよ!!」というオレの心からの叫び声は当然無視。)、友達と連れ添って本屋へ行き、全誌貪る様に立ち読みをするという、当時よくいたズバリ言って非常に迷惑なガキの行動を思いっきりとっておりまして、よく門司駅前の本屋のおばさんに「ハタキ攻撃」を食らっておりました。
●●●書店のおばちゃん、あの時はごめんなさい。

お小遣いは¥100。 駄菓子屋に行ってお菓子食ってゲームしたら即死してしまうお金しか持っていなくてもどうしてもアントンが載った本が欲しい!!

それもカッコイイ表紙のヤツかカッコイイ写真が載ったヤツ!!

門司駅前からちょっと離れたところにある小さな古本屋さんがありました。そこには「月刊ゴング」誌や「月刊プロレス」誌の古本が¥100~¥200でなかなかの数売っていると言う事を毎日のチャリンコパトロールで知っていたオレは、ハルクホーガン好きの友達に「あそこ行ったら¥100で本買えるかもよ」と、よくそそのかして駅前の本屋さんでの仕事を終えるとそのまま古本屋さんへ直行!

数ある「ゴング」「プロレス」誌の古本の中から¥100で、しかもアントンのイカシた表紙か、イカシた写真の載っているものを見つける為に掘りまくっていたのでした。

ちなみに店頭に置いてあった古本は70年代のものが多く、ホーガン好きの友達には面白くもなんともない古本漁りだったと思われます。

ヤスシくん、あの時はごめんなさい。


とまぁ、長くなってしまいましたが、こんな事を繰り返してオトナになったので、なんとなく本屋に行くこと&本を店頭で探すこと というのが自然とすり込まれているのかもしれません。


そんなわけで、今日は開店前に新年初めて大型書店へ行き、欲しかった本を買ってきました!


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『若山富三郎・勝新太郎 無頼控 おこりんぼさびしんぼ』(山城新伍・著 廣済堂文庫)


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『新装版 俺 勝 新太郎』(勝 新太郎・著 廣済堂文庫)


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『シロ』(中山一也・著 幻冬舎)



いずれもオレがファンである書評家・プロインタビュアーの吉田豪氏がオススメしている本(前出の文庫2冊にはそれぞれ推薦&解説付き)で、ずっと読みたかったのですが、ようやく買ってきた次第。

早速『おこりんぼ さびしんぼ』から読んでおりますが、激しく面白いです!昔の役者さんは豪傑ぞろいだ!
というか、もうムチャクチャだ!(笑)


そしてもう一冊。

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我らがジョンレノンが表紙の「Rolling Stone」日本版最新号なんですが、ジョンの生前インタビューは置いといて、『トップ・ミュージシャンのプレイリスト全500曲』という企画が相当面白く、興味深いです。

50人のアーティストにそれぞれのお気に入りの曲を聞く、という企画なんですが、例えば『キース・リチャーズが薦めるルーツミュージックとレゲェの隠れた名曲』とか『ミックジャガーが選ぶブルーズの名曲』とか『オジーオズボーンがリアルタイムで聴いたビートルズの曲10曲』、『エルトンジョンが認めるPOPの新しい名曲10曲』などなど、異常に興味をそそられる項目が目白押し!!


ゆっくり読んでみようと思います。



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